⾼倉町（世帯数２８⼾）には１９４５年ごろに「⾼倉町やろう会」という⻘年・壮年で組織された⻘年団が存在しましたが、⽣活習慣が変化する中でしだいに活動がなくなっていきました。
１９９６年（平成８年）３⽉、Ｕターンで⾼倉町に帰ってきた⻘年を中⼼に⻘年団をつくって、魅⼒ある村づくりのお⼿伝いをしようと「⾼倉町やろう会」の活動が再開されました。再開当初から“⾃分たちも家族たちも⼀緒に楽しみながら明るく楽しい村づくり”をめざしていくため、最初は会員も固定せず、できることから取り組んでいくこととして活動を進めてきました。
現在の会員は２７名。２０代から６０代の幅広い層です。活動は、⾼倉神社の⼟⽤の丑まつりに模擬店を出して、祭りを盛り上げたり、⾼倉神社の宣伝をします。
毎年８⽉には住⺠の７割が参加する納涼祭を開催し、町⺠の交流を図っています。
納涼祭の様子
高倉神社前の休耕地に景観植物として「そば」や「ひまわり」を栽培し、町民だけでなく参拝者の方々にも喜んでもらうよう活動しています。これまでには綾部市の丹の国まつりや産業まつり、綾部B級グルメに出店したこともあります。
こうした出店で得た利益で、町民で利用できるものを購入し、みんなで楽しめる機会をつくっています。コロナ禍で数年は中止していますが、忘年会や年越しそば打ち、新年会も開催して会員の交流をはかっています。
綾部市の催しへの参加としては、ソフトボール大会への参加、綾部市民駅伝競走大会へ参加しています。過去にはソフトボール大会ではB級で準優勝、駅伝大会では３位という輝かしい成績も残しています。
吉美地区大運動会では小さな集落でありながら総合優勝を多数獲得していますが、どの町区よりも早く運動会前のチーム練習を始めました。この練習会は公民館の役員の役割ではありますが、やろう会の中で連携し合って、日ごろの繋がりでリーダーシップをもって練習会などを通して、運動会を盛り上げ楽しんできました。運動会あとの反省会（祝賀会）は町民の楽しみになっています。この開催も公民館役員と協力しながら、やろう会メンバーで盛り上げています。